アズール大阪/心斎橋店

NEWS

ダイビングニュース

TOPICS THAT IS IMPORTANT TO YOU.

NEWS "BLOG"

ストロボは水中カメラの必須アイテム!!その機能の紹介と使い方◎

ダイビングにおいて水中カメラを扱う上で重要なポイントはいくつもあります。
「中性浮力」、「ピント」、「構図」、「ストロボのライティング」・・・
ボクがダイビングで水中カメラを始める時によく読んだ記事にいつも書かれていました。
「ふむふむ、なるほど。これを全部マスターできたら一人前ってことやな。」
で、実際に水中カメラのデビュー戦・・・

「んなもんいきなりできるかい!(笑)」

 

こんにちは、ダイビングインストラクターのかっきーです。
難易度が高い水中ストロボ。今回は「水中ストロボ」についての記事を書いていきます。

 

水中ストロボは何のために使う?

ダイビングのフィールド「」は陸上よりも太陽のが届きにくい世界です。

光が弱ければ色は表現しずらく、せっかくのカラフルな生き物たちも単に水中カメラのシャッターを切っただけでは青みがかった写真になってしまいます。
そこで役に立つのが水中ストロボです。要は人口太陽です。
水中で自然では足りない光を補うための物なのですね。そのため高性能な水中ストロボほど「太陽の光に近い光」を再現してくれています。
ただ光っていればいいという訳ではないんですね。水中ストロボありがたや~。

 

水中カメラ本体にフラッシュ機能があるけど。。水中ストロボっている?

結論から言いますと、「いる」です。
理由としては

レンズとの距離が近く、水中の浮遊物(濁り)に光が当たって雪のように映ってしまう(マリンスノー現象)

光の角度が調節できず、ワンパターンなライティング(光の当て方)になる

そもそも光がしょぼくて光が届かないことも内蔵フラッシュあるある


等です。
これらのダイビング中の内蔵ストロボでは感じる限界を軽くクリアしてくれるのが水中ストロボなのです。
水中カメラ ストロボ
アームを使ったり手持ちのストロボによってレンズから容易に距離が取れ、光を右から当てても左から当てても自由、さらに内蔵フラッシュよりも強烈なので外部ストロボは頼もしいアイテムなのです。

 

光量の調節が大切

水中ストロボは強く光らせ過ぎると真っ白な写真に・・・
こうならないためにストロボには光量の調節機能が備わっています。ダイビング中に手動で行うマニュアル発光、自動で行うTTL(自動調光)といった具合です。
一件自動のTTLが簡単に見えますが、実はこのTTLという機能、水中では暴走モードとなります。

TTL(Through The Lens)とは ①弱い発光で照射
②跳ね返ってきた光で距離を計測
③計測した距離感で最適な光量で発光

一度シャッターを切る一瞬の間にこれをやっています。すごい技術です。


水中カメラ
しかし、このTTLでの発光は常に被写体との距離や水中の明るさが変わり続けたり、水中に浮遊物が存在するダイビングでは安定しないことが多いのです。
ダイビング中に同じ被写体を何枚も連続で撮影する場合、光量にかなりのばらつきが出てくるので一枚一枚印象が全然違います。
そのばらつきが自然な感じでイイ!と感じる方もいるかもなので必ずしもTTLがダメということはありませんが、「これくらいの光量でこんな感じで色を出して撮影したい」をバッチリ叶えてくれるとは言い切れません。
なので実際のダイビングで水中撮影の際にTTLよりもマニュアル発光を使う水中カメラダイバーの方が多いでしょう。
使っている水中カメラによってはカメラ本体の最適な設定が存在することもあるかもしれませんし、陸上の景色や人物を撮影する場合には抜群のパフォーマンスなのは間違いないので、ありがたい機能なのは確かです。

 

〇光の強さは「ガイドナンバー」で表記される


水中ストロボの多くは光の強弱を表す際に弱・中・強等ではなく「ガイドナンバー」と呼ばれる数字を使用します。
このガイドナンバーが大きい数字であるほど光量は大きい、つまり光が強いということになります。
ガイドナンバーはダイビング中にいつでも確認でき、各メーカーから発売されている数多の水中ストロボもこのガイドナンバーを採用しているので様々なダイビング中の水中撮影シチュエーションにおいて詳細な光量の調節に役立つ単位ですね。

 

〇再発光までのインターバルも水中撮影において大切

水中ストロボには一度発光した後に再度発光するまでのインターバル(休憩時間)が存在します。
このインターバルは光量が弱いほど短く、光量が強いほど長くなりますが一般的には1~3秒ほどです。
水中ストロボ選びの際、光量や光の質等と並んでこの「再発光のインターバル」もかなり重要なポイントとなってきます。
しかしこの厄介なインターバル、ダイビング器材と同様科学の進歩?により新しく水中ストロボが発売されるたびに短くなっています。
最近では光量MAXでなければほぼインターバル0秒なんてトンデモ水中ストロボまで登場しています。
その名もシーアンドシーから発売されているYS-D3、ボクの愛用ストロボYS-D2の進化版です。
ほしい・・・でも今まで共に戦ってきた戦友を裏切るわけには・・・ダイビングでの水中撮影を楽しんでいるダイバーさんならこの気持ちも少なからず伝わるのでは。(笑)

 

〇実践編!水中ストロボの照射(ライティング)のコツ

実際にダイビングで水中ストロボをいじくるとなると難しい・・・
どんな角度でライティングしようかと悩む場面もありますが洞窟や沈没船はともかく生き物は待ってくれません。
経験を積めばこの時はこう!この時はこう!!といった具合でライティングできるかもですが最初に心がけてみるのは「被写体だけじゃなくて周りも明るくする」です。要は被写体周辺の空間を照らすイメージです。

できるだけ広範囲に、できるだけ左右の偏りが出ないようにライティングしてみましょう。水中ストロボが1灯なら真ん中(レンズの上)から、2灯なら大きく挟み込むように、といった感じです。
あとダイビング中に最大火力で発光させることもほとんどないです。正直半分くらいのガイドナンバーで十分な場面が多いですね。
さらにライティングでよくある事故がマリンスノー現象です。


写真内に白い点々がいくつもあるこの現象は、ライティングの角度を変えることで解決できます。
この白い点々は水中に存在する小さな浮遊物です。水中カメラのレンズの方向と同じ角度でまっすぐライティングすることによって、浮遊物に当たって跳ね返ってきた光をレンズが捉えてしまい写真に写り込んでしまうのです。
これを回避するには上下左右お好みで構いませんので「ライティングに角度をつける」ことです。小さな工夫でも一気に水中写真の仕上がりが変わってきますね◎

 

〇水中ストロボ取り扱いの注意

水中ストロボと言えど内部に海水が侵入するとお終いです。そうならない為にもダイビング前にはしっかりと水没チェックをしましょう。
また、ダイビングが終わった後の塩抜きやお手入れも各メーカーの説明書に沿ってしっかりと行いましょう。
長く使い続けるためには日々のメンテナンスやきっちり保管することが不可欠です。

その他にも使用する乾電池の予備等も忘れないように用意しておくことも忘れずに◎

今回のダイビングブログはここまでです。ダイビングというより水中カメラやストロボの話しかしていませんが(笑)
少しでもみなさんのダイビングや水中カメラが上手くいきますようにと心斎橋から応援しております!
では!長文失礼しました~!!

CAMPAIGN

毎月10名様限定「ライセンス取得キャンペーン」

SPECIAL OFFER

¥29,800

残り

10

名様

アズール大阪/心斎橋店