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ダイビングや魚屋で見かける身近な魚の名前の由来◎

ダイビングをしたことがある人もない人も、一度は見たことや聞いたことのある身近なお魚達・・・
ある時は観賞用として、またある時は美味しいお魚として様々な関りがあることでしょう。
今回は近場でのダイビング中によく見かけたり、魚屋や水族館で必ずと言っていいほど見られるお魚の名前の由来について調べてみました。
どうも、ダイビングインストラクターのかっきーです◎

見た目や行動にちなんで付けられる名前が多い


①まずはみなさんお馴染みの「クマノミ」


ニモの愛称で人気者です。ダイビング中にもよく出会うカワイイお魚です。
このクマノミという名前、ちゃんと由来があるようです。
「クマ」の部分は歌舞伎の隈取り模様からきています。体のくねくねしたラインがそう見えたのでしょう。
「ノ」はそのままです。「~の」です。
「ミ」これは「実」です。昔の漁師さんはちっさい小ぶりな魚のことを実と呼んでいました。
クマドリ模様の実、略してクマノミです。なるほどですね~◎

②ダイビングでも魚屋でもお馴染みのカサゴ系

カサゴ

☝の写真はハナミノカサゴ。
ガシラ等とも呼ばれている魚で、どこでダイビングをしていても日本近海にものすごい勢力で生息しているカサゴの仲間たち。
でも実はダイビング中や魚屋でしょっちゅう見かけるノーマルカサゴ達以外にもボロカサゴ、ホウセキカサゴなんていう激レアカサゴも存在します。レアすぎて写真がないのはあしからず・・・。
そんなカサゴ達ですが、名前の由来は「全身が瘡蓋(かさぶた)のような模様」から来ていたり、傘を被ったような大きな頭部から来ていたりとメジャーな分諸説があるようです。
なんにせよ僕たち人間と関りの多いお魚です。あとほとんどの種の背びれに毒針があるのでダイビング中や料理中に刺されないように注意しましょう◎
ちなみに海外ではスコーピオンフィッシュと呼ばれています◎

③今が旬、お正月の定番「カニ」
カニ
ダイビング中のみならずこの季節はよく魚屋さんに売っています。タラバガニやらズワイガニやらセコガニやら・・・
そもそも浸透しすぎたこの「カニ」ってなんなん問題。
諸説ありのようですが、色んな漁師さんや古くから海と共に生活してきた人たちに聞いてみたところ、
「甲羅堅いじゃろ、ほんであいつらすぐ逃げるんじゃ。大昔は堅逃げ(カタニゲ)ゆーて呼んどったもんがいつの間にかカニになったんじゃろな~」
とのことでした。初耳でした(笑)

④今が旬※2回目「ブリ」
ブリ
出世魚で有名なお魚です。今のシーズンはアジ等の小型の魚の群れに突進して捕食するシーンがダイビング中にもみられて美味しい&大迫力で人気と知名度の高いお魚です。
ブリの由来もさっき☝の堅逃げじーちゃんに聞いてみました。
「あれゃハマチが大きゅうなったんがブリじゃ、由来・・・・・ブリはブリじゃ」
なんでも知ってるわけではなかったみたいです(笑) という訳でここはネット検索で◎
昔の学者さんが「脂が多い魚だ、だから脂を略してブラだ。」と言ったそうな。そこから訛って現在は「ブリ」になった諸説が有力です。

色んな由来があるので実際にダイビング中にこれらの魚をみると結構面白いですよ!
水族館もいいけど、やっぱりボクはダイビングで生で見る派です◎
ここから先は番外編?

魚の名前って誰がどのタイミングでつけるの??

まずは魚に名前が付くまでの簡単な流れについてです。
ダイビング中に見たことのない新種(正しくは未記載種と言います)のナニコレ魚を発見したら、本屋でよく見かけるような魚図鑑だけではなくラテン語等で書かれた論文等で徹底的に調べていきます。
何を調べるのかというと、「近い種類の魚と異なる点」です。姿かたちはよく似ていても微妙な特徴があるかもしれません。
しかも目で見てわかるようなものではないかもしれません。体の成分とかDNAとか・・・。
そんな途方もない確認作業を終えた時点までになんとなく名前を付けるそうです。
そして次は「論文作り」が待っています。
しかもこの論文、日本語ではなくラテン語で。(笑)
近所でダイビング中に見つけたお魚は国をまたいで分布している可能性もあるので、世界共通の言葉で書かなくてはいけない様です。
そして仕上がった論文を発表。誰にやねん状態ですね、簡単に言うと生物学の偉い人たちです。
ここまででざっと早くて1年、3年以上が普通だそうです。
ここまでの流れを一人でするなんて到底不可能なことなので、もしボクがダイビング中に新種のナマコ的なのを発見して
ウミウシ
「カッキートゲトゲニジイロナマコやで!!」と勝手に名前をつけても研究者さんが途中で「カッキートゲト・・・言いにくいな、ニジナマコで。」となります。(笑)
(※上の写真はナマコではなくれっきとしたウミウシです。)
つまり魚の名前のほとんどが研究途中で研究者さんによってつけられます。
新種の魚をダイビング中に探すよりも研究の方が難しそうです。

しかし言い換えれば普段のダイビング中に実は新種を既に発見していても何も不自然なことなどなく、逆に調べていないだけで実は新種もわんさかいるはず!
そんな事を考えながらダイビングを楽しんでみるのもたまにはいいかも、と思う今日のダイビング日記でした。

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