器材がダイビングスキル(フィンワーク)をうまくする②
こんにちは、この前スーパーに行くといつも買う「うま塩ドレッシング」の横にある「旨辛ドレッシング」が売り切れていて少し切ない気持ちになりました山本りゅーいちです𓀤
それでは前回に引き続き、ダイビング器材がダイビングスキルを上手くするフィンワーク編!ということで前回の中性浮力に関する記事はこちらからまず読んでみてください☺︎
既にダイバー向きの記事.. なのでダイビングの経験がない方やこれから始めようと思う方は面白くない記事かもしれません𓃟
フィンワークの種類
レジャーダイビングにおいてのフィンワーク(フィンの動かし方)には2種類あり、わかりやすくいうと「クロール」の足使いと「平泳ぎ」の足使いに近いです。 それをダイビング用語ではフラッターキックとフロッグキックといいます。結論から言うと、もっとも一般的なのがフラッターキックになり、もっとも水中で楽な動作がフロッグキック。
フラッターキックとは
フラッターキックはもっとも一般的なフィンワークです。バタ足のように足を上下にキックして推進力をつけます。素早く水中を移動しなければならないシーンやドリフトなど潮の流れが早いポイントではこのフィンワークが必要です。注意点は泳ぐときに体が斜めの姿勢になっている状態でフィンキックを行うと斜め上に上がるということ。いつの間にかみんなが下にいる!?なんてことにならないように
フロッグキックとは
フロッグ=蛙𓆏 カエル足や"あおり足"とも言われます。 中性浮力が取れていて、水平姿勢(ホリゾンタルトリム)ができるとこのフィンワークになります。体を水平にすることで水の抵抗をなくし、少ないキックで推進力をつけることができます。また水流が上下ではなく斜め上に動くので砂が巻き上がらないというメリットもあります
最も効率的に泳ぐフロッグキック
フロッグキック𓆏はフラッターキックと比べ、動作が少ないので空気の消費量も抑えることができ、ガスが体内に蓄積する量も少なくなるため減圧症やガス中毒のリスクも軽減されます。このフロッグキックは中性浮力で水平姿勢ができて初めて活用できるもの。前回の中性浮力に関する記事←まだこちらの記事を読んできない方は見てください𓀡
フロッグキックを出来るようにするために
陸で練習する
うつ伏せに寝そべって水平姿勢をとり、実際に足の動きを真似してみます。このときフィンを履かなくてもいいです☺︎ スローモーションで足の動きと水中を泳いでいるシーンを想像してみてください。大雨で海況が悪くダイビングができない休日にも有効的です´◡`←ちなみにこの顔文字がエイの顔みたいで気に入ってます。クライアントさんが使ってたのをパクりました´◡`
毎回のダイビングで意識する
ダイビングの楽しみ方は人それぞれです。本数や場所の経験値を上げたい方や魚や地形が好きな方、ダイバー仲間との出会いを求める方。 その中に自分のスキルをあげたいという気持ちを持って、常に新たな発見をすることと自分の中でしっかりゴールを持つこと。 【ゴール=中性浮力(ホリゾンタルトリム)とフロッグキックを上達すること】みたいな
ガイドを真似する
ダイビングに行くと必ず先頭にガイドがいます。ガイドの泳ぎ方は様々ですがフロッグキックを使った方がいれば、自分も真似をしてみましょう。そしてダイビング終了後に「フロッグキックのコツを教えてください」と質問してもいいかもしれません。きっと丁寧に答えてくれるはずです。
バランスについて考える
中性浮力の記事ではウェイトの配置ついて話をしました。ウェイトの配置場所を変化させることで水中での姿勢も大きく変わります。実際に水中浅場で水平姿勢をとり、体の傾きを確認します、おそらくシーソーのように上半身と下半身が上下するかと思います。タンクサポートのウェイトポケット位置やウェイトの配置バランスを変えてあげましょう。横に傾く場合はBCDのサイズが合ってなかったり、ウェイトの配置を見直す必要があります。写真は上級ダイバーのお客様に撮影して頂いた写真です。とても嬉しいです。足が開脚しており綺麗とは言えません>< このタチグリというポイントは大きな根があります、トップが5Mで水底は30Mを超えます。ちなみのこの日の音海はボート上から5Mの根が見えてエントリーするととてもクリアな視界でした、沖縄の海を思わせるような透明度でした´◡`
適正なフィンを選ぶ
ウェイトと配置の適正が取れ、水平姿勢をキープできたらあとは練習あるのみ!そして肝心のフィン選びです。 フィンにも+浮力,中性浮力,-浮力があり、つまり浮き沈みがあります。最もいいのは中世浮力のフィンです。またブーツやソックスを含めた浮力がどうなのか水中でチェックする機会があれば試してみてください