レベル別!オススメなダイビングフィンと選び方。
スキューバダイビングは器材を背負って行いますが、足に何も着けずに泳ぐとあまり進みません。
通常泳ぐときは手と足を使って進みますが、ダイビングは足の推進力だけで手を使う必要はなく、器材の操作やその他の作業をすることができます。
フィンにはバックストラップで足を固定できるオープンヒールタイプと靴のように履くフルフットタイプの 2 種類があり、メーカーによって硬さや長さが異なり推進力も違います。
サイズが合っていることは重要ですが、「とりあえずサイズがあってればいっか!」はNGな選び方ですよ(`_´)ゞ
使用するダイビングフィンによって、泳ぎやすさ=疲れやすさに繋がります!
今回はサイズやレベルにあわせた、オススメなダイビングフィンの選び方をご紹介します!
ダイビングフィンを選ぶポイント☆
一般的にダイビングを 始めたばかりの人は柔らかいフィンの方が使いやすいでしょう。海の中を泳ぐ時に欠かせないダイビングアイテム「フィン」は、メーカーも種類もたーーくさん存在しており、自分のフィンを持つ際、ダイビングフィンの選び方はとっても重要!
ウェットスーツの時
断然!フルフットタイプがオススメ☆
足をすっぽり入れる「フルフットタイプ」のフィンは、足とフィンの一体感があり、その泳ぎやすさたるや!
ウェットスーツを着るシーズンは、断然フルフットタイプのダイビングフィンがオススメです!
〇ミューフィン
初心者~上級者まで、オールマイティーに使える、ザ・使いやすさNo.1のダイビングフィンです。
よっぽど流れが強い所でのダイビングでなければ、このミューフィンで大体の場所を快適に潜れます!
素足で潜ることも可能で、フィット感は抜群☆
フィン自体長すぎず・素材のゴムも硬すぎず柔らかすぎずで、しんどくない蹴り心地になるよう計算しつくされた、ロングセラーな一品です!
〇スーパーミュー
多少脚力の強い方であれば、ウェットシーズンの普段使いにおススメです!
水中で時たま、強くフィンキックしないと前に進みにくいような流れがあったりします。そんな時でもこのスーパーミューは対応できちゃいます。
ミューと違い、すこし固めのゴム素材なので、素足で履くとアキレス腱がズル向けにケガしちゃうので、ブーツは必須!
ミューブーツという「足裏がゴムでできた頑丈なクツシタ」というフルフットフィン専用のブーツです。
素材が固く、同じサイズでもミューフィンより長さがありますので、ひと蹴りで進む距離もグンと伸びます!
ひと蹴りで進む距離が延びると、進むために足を動かす回数が減るので、もっと楽にダイビングできるんですよ(*´ω`*)
〇ワープフィン
更に脚力が強い人むけ!ひと蹴りで進む距離がさらに長くなります!
そして流れが強い所や、ガンガン泳ぎまくるような場所でダイビングする人向けのフィンなので、穏やかなところでの普段使いするタイプではなく、行先によって「今回はワープかな」という感じで使用します。
脚力に自信の無い方は、逆にひと蹴りひと蹴りがしんどいので、あくまでも脚力に自信のある方の「2つめ」のフィンとして活躍します!
ドライスーツの時
かかとのあいた「オープンヒール」タイプのフィン
ドライスーツは、足まですっぽりスーツと一体型!フルフットタイプは履きたくても履けないので、少しサイズ感にゆとりのあるオープンヒールタイプのフィンを使用します。
〇スーパーミューXXドライフィン
正式名称:スパーミュー ダブルエックス ドライフィン
きっと、世界一長い名前のダイビングフィンです。
専用のドライフィンよりも重さは軽く作られているので、ドライフィンなのに軽い蹴り心地!でも足首にはアンクルウェイト不要!
(アンクルウェイトとは・・・ドライスーツの足先は空気の逃げ道が無く、非常に浮きやすいので、ドライスーツ専用フィンでない場合は、アンクルウェイトという名前の、片足500gの重りを巻いています。)
〇フィン界の革命児・GT
アオリ足が出来る様になったら、ぜひともおススメしたいのが、この「GT」
泳ぎやすさがヤバイ。夏のフルフットくらい泳ぎやすいです!メーカーさんも大絶賛!現地イントラもこぞって使用!
その抜群の泳ぎやすさゆえに、発売されたその年からすぐ、現地イントラの着用率がすごかったです。
DRY・WET両シーズン使えるのに、DRYスーツの時はアンクルウェイト不要という絶妙な重さなので、オールシーズン使えます!
ただ、アオリ足が出来ない方や、フィンキックに不慣れな初心者の方には使いにくく感じるかもしれないので、ダイビングに慣れてきた人向けの「2つめ・3つめ」のポジションのフィンです。
唯一の欠点はフィンで4万台という値段。ただ、それだけの価値はあります!
初心者〜上級者別:レベルに合わせた選び方
ウェットスーツ・ドライスーツどちらのスーツを着用するかで、フィンのタイプが分かれることを述べました!
〇初心者におススメのフィン
WET→ミューフィン
DRY→スーパーミューXXドライフィン
〇上級者におススメのフィン
WET→スーパーミュー・ワープフィン・場所によってはバラクーダ
DRY→GT一択
フィンは、海のレベルによって使い分けが可能なダイビング器材です!
特に、ドリフトダイビングをする等、すこしハードなダイビングが好きになってきた時には、上級者向けのフィンで、さらに快適にダイビングできるように備えたほうがいいですね☆
ブーツサイズと脱ぎ履きのしやすさ
ダイビングフィンの脱着は、もちろんですが自分一人で行います。
その際、自分一人でスムーズに脱着できるか?は重要な部分で
いざ海に行ったときに「履けない!」「脱げない!」は論外。
ドライスーツのブーツサイズや、ウェットスーツの際に履くブーツ・あるいはフィンソックスを履いて脱着が可能なのか?
購入前には、ブーツとフィンのサイズ合わせを必ず行いましょう!
予算を気にする場合
オープンヒールタイプのフィンを1つ持ち。
ウェットの時はフルフット、ドライの時はオープンヒール、という具合でスーツによって使い分ける「ダイビングフィンは基本2個持ち」を推奨しますが、もちろん費用も2つ分。
予算が・・という方もいらっしゃると思います。
そんなときは、ウェットスーツでも、ドライスーツでも、両方のスーツで使えるオープンヒールタイプのダイビングフィンがおススメ!
ただ、それぞれ+αで必要なアイテムがあります。
ウェットスーツの時は、デッキソールタイプのダイビング用ブーツを着用しましょう☆
靴底がカッチリしており、ミューブーツよりも分厚さ&靴感があります!
ドライスーツの時は、アンクルウェイトを巻きましょう!
これが無いと、ドライスーツの時は足先に空気が溜まりやすくなり、真っ逆さまの体勢で浮上しかねない、トンデモ事態が起こります!
ノーマルのオープンヒールタイプのフィンを使用する際は、ウェットの時、ドライの時の足元の+αの器材が必要なことを、お忘れないように☆
フィンの寿命とメンテナンス
ダイビングフィンの寿命のタイミングは、正しくメンテナンスしていれば10年以上、壊れない限り使えます。
フィンのメンテナンス方法は、使用後は真水で洗い流し、日陰の風通しのいいところで完全に乾かして、直射日光の当たらないところで保管します。
オープンヒールタイプのフィンのストラップ部分は使用後、真水に浸けた状態でストラップ部分を伸び縮みさせ、砂や小石を取り除いてください。
アズールでは、ダイビング後、洗い方をお客様にお伝えし、劣化したフィンを使用されていれば、ストラップの交換などご案内しています。
いかがでしたか(=゚ω゚)ノ
ひとくちにダイビングフィンといっても、色んな種類と選び方があるんです。
イチバンは、信頼できるインストラクターに相談をして、自分の脚力やこれからしたいダイビングスタイルに合わせたフィンを選ぶことです☆
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